「ナムコが得意とする3Dやモーションの技術を使って、女の子の動き、ちょっとした仕草や表情の変化などを一連の動作として見せ、新たなキャラクターの魅力、いわゆる“動き萌え”を提示できないかと考えて3D恋愛アドベンチャーとして『ゆめりあ』を製作しました。」と『ゆめりあ』の開発経緯について柳沢プロデューサーは語った。
『ゆめりあ』では、その“動き萌え”を実現するために、髪の毛や服のすそなど“ゆれもの”は3D演算にて処理し、仕草や表情の変化などの動作は、モーションキャプチャーなどは使わず全て“手付け”にて行ったのだと言う。
実際に動いている『ゆめりあ』の女の子たちは、それぞれの特徴的な仕草はもちろん、“頬を赤らめる”、“瞳の大きさが変わる”という微妙な表情の変化までもシームレスに表現され、静止画だけでは分らない新しい魅力にあふれている。
『ゆめりあ』のシナリオは、「おねがい☆ティチャー」、「スクライド」などの黒田 洋介氏(スタジオルフェ)が担当しており、アニメファンの注目を集めている。
「魂がこもったシナリオが書ける方なので」と柳沢プロデューサーは黒田氏を起用した理由を語った。 もちろん!『ゆめりあ』のシナリオもかなり気合が入っているようなので、期待は高まる!
「ゆめりあ」は、「アドベンチャーパート」と「バトルパート」という2つのパートでなりっていること、最終的に登場する5人の女の子の中の1人と親密になれる事などが語られた。
そのポイントは以下の通りだ。
□アドベンチャーパート
選択肢を選んでストーリーを進めていくモードで、選んだ選択肢によって様々な分岐が存在する。
□バトルパート
主人公が夢の世界にいる時に、敵との戦いが発生し、5人の女の子の中から2人を選んで、コマンド選択式のバトルが展開する。 |
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戦闘時、好感度が高くなると、主人公は女の子の体に触れパワーチャージを行い、女の子の攻撃力を上げる事が出来るが、体力を回復することが出来ない。 そのため、状況によっては女の子パワーチャージの申し出を断り、女の子に体力回復を指示するか、味方の防御を指示する必要がある。
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▲ 柳沢プロデュ-サ-が、実際に「ゆめりあ」をプレイしながら、ゲームの流れを解説した。 |
また、女の子に敵のとどめを刺してもらうと、主人公に対する好感度のパラメーターが上がるので、お気に入りの女の子に、積極的にお願いする事が効果的だ。 ちなみに、女の子の好感度が上がると、パワーチャージで触れる事が出来る場所が最大3つまで増えるのだ。もちろん、後から触れる事が出来るようになった場所へのパワーチャージが高い効果が得られる。
神前サウンドディレクターが語る 『ゆめりあ』サウンド |
「ゆめりあ」のサウンドトラックCDには、有島モユさんが歌うオープニングテーマ、エンデイングテーマ以外に、ゲーム中に流れるBGMも収録される。
「ゆめりあ」のBGMは、シーンによって様々に変化するバラエテイに富んだもので、しかも、かなり聴きごたえのある厚みがあるサウンドになっている。
その「ゆめりあ」BGMを担当したのは神前サウンドデイレクターだ。
神前サウンドデイレクタ-によると、アドベンチャーパートは聴きやすいイージーリスニング系、バトルパートは攻撃的なロック、ファンク、プログレなイメージがあるとの事。また、ヴァイオリン、ベース、ギター、ピアニカ、トランペットと言った生楽器も積極的に取り入れ、サウンドに厚みを付けたと言う。
ちなみに、この生楽器の演奏はナムコサウンドチームの“一芸社員たち”によるものだそうだ。 シナリオの黒田氏によると「王道で素晴らしい!」との事。
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