生活の質調査結果

今回調査した50代~60代の方について「家族関係」や「健康面」に効果があることが判明しました。

調査方法

当社にて、50代~60代の男女40名にご協力いただき、「体で答える新しい脳トレ」を1ヶ月間プレイした人とそうでない人とで、「生活の質」がどのように変化するか、調査を実施し、その結果を東北大学に分析していただきました。

「生活の質」の変化の調査方法
WHO(世界保健機構)が定めた「生活の質」調査を行いました。
「体で答える新しい脳トレ」を1ヶ月間プレイした人とそうでない人との、「生活の質」の変化について比較しました。

「生活の質」調査結果

「家族関係」の変化
家族と一緒に過ごす時間が増え、お互いが助け合う事が多くなりました。
家族との過ごし方や、自分が困った時に家族が頼りになるか、など、家族との関係が向上する事が分かりました。

「健康面」の変化
日々の生活に活力が生まれ、健康面、身体面の満足度が向上しました。
活動を行うための能力や、自分を健康だと思うか、など、健康面や身体面に対する満足度が向上する事が分かりました。

「生活の質」調査の分析方法
介入後の得点から介入前の得点を引いて、変化量(Δ値)を算出しました。
介入群と無介入群の変化量(Δ値)を対応の無いt検定で比較しました。(両側検定、p値は0.05)。

出展

A:家族機能測定尺度(草田, 1995; 草田・岡堂, 1993; Olson et al., 1985)
・草田寿子 (1995). 日本語版 FACESⅢの信頼性と妥当性の検討 カウンセリング研究 28,p154-162.
・草田寿子・岡堂哲雄 (1993). 家族関係査定法 岡堂哲雄(編) 心理検査学 垣内出版 p573-581.
・Olson, D.H., McCabbin, H.I., Larsen, A., Muxen, M. & Wilson, M.(1985)
Family Inventories. St. Paul, MN:Family Social Science, University of Minnesota.

B:WHO-SUBI(World Health Organization The Subjective Well-Being Inventory)
・大野裕・吉村公雄 (2010). WHO SUBI手引第2版 金子書房

C:WHO-QOL 26(World Health Organization Quality of Life)
・田崎美弥子・中根允文監修. (1997). WHO/QOL 26手引. 世界保健機関・精神保健と薬物乱用予防部編.金子書房

参考 本ゲームにおける脳年齢について

脳年齢について

近似式の例
(図1)近似式の例
※20代~60代までの各15名の男女、計75名から採集した本ゲームの脳年齢チェックで使用する問題の成績データから成績に対する脳年齢の相関の近似式(図1)を割り出しました。
本ゲームの脳年齢チェックで測定できる脳年齢は、この式により算出した、ゲームの成績を表すものです。
問題例
(図2)問題例
問題例:「数字順番タッチ」(図2)
表示された数字を小さい順にタッチしていく課題です。正解数と回答時間からスコアを算出します。
正解数が多く、回答時間が短いほどスコアが高くなります。


脳年齢の変化の調査方法
「体で答える新しい脳トレ」の効果を検証するために、本ゲームをプレイした対象者について、本ゲームで測定した脳年齢(※)の1ヶ月の変化を計測しました。

※脳年齢の変化が有意であることを、以下の手法で確認しました。
脳年齢測定の最初の3回の平均値(調査開始時の脳年齢)と脳年齢測定の最後から3回の平均値(終了時の脳年齢)を対応のあるt検定で比較しました。(両側検定、p値は0.05)。
(この結果は、下記『「脳年齢の変化」調査結果』の項で記述しております)


「脳年齢の変化」調査結果

脳年齢の変化
「体で答える新しい脳トレ」をプレイした対象者について、本ゲームで測定した脳年齢が若くなる事が分かりました。
脳年齢の変化
※脳年齢の変化が有意であるかのt検定(両側検定、p値は0.05)の結果
脳年齢の変化は有意であることが確認されました(t(19)=8.74, p <.05)。(参加者の4週間の平均脳年齢測定回数は、23.5回(4.87))