平成12年8月31日 報道関係者各位 |
新システム第一弾は、「リッジレーサーVアーケードバトル」!! ナムコ、「システム246」(仮称)を発表、 同時にメンテナンス・開発サポート事業を開始 |
株式会社ナムコは、業務用ゲーム基板の新たなプラットホームとして、業務用・家庭用との共通性を持った魅力ある新システム基板「システム246」(仮称)を開発しました。 「システム246」は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下:SCEI、東京都港区、代表取締役社長 久夛良木 健)が同社製の「プレイステーション2」(以下:PS2)をベースに開発したコア基板に、ナムコが開発したインターフェース基板を組み合わせた業務用システム基板です。SCEIの協力により、PS用半導体をベースとして開発した ため、業務用基板向けに専用のカスタムICを開発したときに比べ、システム基板自体のコストダウンに成功しました。 そのため外部メーカーが容易に参入できる低価格で、画期的な性能を持ったシステム基板が実現しました。 また同時に「システム246」の利用を希望するゲームソフトメーカーを募り、「システム246」の開発サポート及びメンテナンスサポート事業も開始します。 この基板を用いてナムコが開発する第一弾は「リッジレーサーファイブVアーケードバトル」を予定しており、「リッジレーサー」シリーズが再び業務用として登場します。「リッジレーサーVアーケードバトル」は、第38回アミューズメントマシンショー9月21日(木)~9月23日(祝・土)にナムコブースにて御披露目される予定です。 (21、22日は招待日で、23日が一般公開日となります。) 【「システム246」概要】 「システム246」は、SCEIが開発したPS2コア基板とナムコが開発したインターフェース基板で構成されます。インターフェース基板は、DVD-ROM、CD-ROM、ハードディスクなどの様々な外部記憶装置、業務用コントローラー(ジョイスティックやボタン)などと接続が可能です。PS2との共通性を持つ「システム246」を利用する事により、主に業務用ゲームソフトを開発しているメーカ-はもちろん、いままで家庭用ゲームソフトだけを開発していたメーカーにも業務用の開発が容易になりました。 【「システム246」サポート事業】 「システム246」のハード・ソフトウェア開発ツールなどのサポートや、基板のメンテナンスなどをバックアップする事により、家庭用だけを開発していたメーカーなど、業務用の販売ルートを持っていないメーカーに対し、「システム246」で開発したソフトウェア(ハードウェアを含む)をナムコで販売する事も検討しています。 近年、家庭用との互換性を持った業務用基板が開発され、家庭用・業務用からの相互移植が行われています。今年の3月には、家庭用でPS2という魅力あるハードウエアが登場し、PS2と共通性を持った業務用基板の登場が待たれていました。PS2のアーキテクチャを利用したソフトウェアの相互開発が可能になり、開発効率の向上、家庭用・業務用の相互のフィードバックを行なう事で、ユーザーに楽しく魅力あるゲームを提供できるものと期待しています。 |