平成12年11月30日
報道関係者各位
「ナムコ・ワンダーエッグ3」、12月31日(日)をもって閉園
二子玉川に於ける都市型テーマパーク運営事業を終了
株式会社ナムコは、今年12月31日(日)22時をもって、都市型テーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ3」(東京都世田谷区)を閉園いたします。なお、閉園にあたっては、お客様への感謝の気持ちを込めて、12月1日(金)より閉園の日まで、ファイナルイベント「ワンダーファイナル」を開催します。この期間は「入園無料」にするとともに、「ファイナルクリスマス」「ファイナルカーニバル」「グランドフィナーレ」など、盛り沢山のイベントを開催し、「ドリーマー(お客様)」と「アトラクター(パークスタッフ)」とが一緒になって、ワンダーエッグとの最期のお別れをしたいと考えております。

「ナムコ・ワンダーエッグ」は、ナムコの「遊びの哲学」を実践し具現化するために、参加体験型の次世代型テーマパークビジョンである「ハイパーエンターテインメント構想」にもとづき、都市再開発予定地における期間限定事業として、1992年2月29日にオープンした、史上初の「都市型テーマパーク」です。ワンダーエッグは、若者層向けの新しい都市型レジャーマーケットを創出したことが高い評価を受け、若い女性、カップルを初めとする多くのドリーマーに人気を博するとともに、アミューズメント施設の業態変化にも多大な影響を与えました。1994年7月には、隣接地に、バーチャルリアリティ・アトラクションを主軸とした「たまご帝国」をオープンさせ、世界最高水準の仮想体験を可能にしました。
1996年7月には、愛とサクセスのメディアパーク「ナムコ・ワンダーエッグ2」として、第二期営業期間がスタートしました。ワンダーエッグ2では、アトラクション「ザ・スタアオーディション」と連動しスターを発掘する「アホポンプロジェクト」の展開や、パーク内サテライトスタジオ「WE2ステーション」によるラジオ番組の公開収録、西村知美さんの公開結婚式開催など、メディアジョイント型の新しいテーマパーク事業を展開してまいりました。
1999年4月には、ワンダーエッグの閉園と21世紀の到来をドリーマーとともにカウントダウンする、夢とロマンのカウントダウンパーク「ナムコ・ワンダーエッグ3」として、最終営業期間に突入し、各種のカウントダウンイベントを開催してまいりました。

「ナムコ・ワンダーエッグ」は、9年間にわたる営業期間を通じて、約650万人のドリーマーに楽しんでいただきました。中でも、非日常的な仮想空間の中でドリーマーに能動的に遊んでいただける、ワンダーエッグ独自のアトラクションやパーク回遊型イベントが大好評を博し、その後の「ナムコ・ナンジャタウン」を初めとする各種アミューズメント施設の開発と運営に、そのノウハウが引き継がれました。また、「“ニコタマ”へ行こう」という愛称が生まれ、二子玉川エリアが若者の街に変貌を遂げるなど、地域・沿線の活性化にも大いに貢献してまいりました。

「二子玉川東地区再開発事業」については本年6月に都市計画決定がなされました。
この度、「遊び」そのものをテーマに非日常空間を提供し続けてきた「ナムコ・ワンダーエッグ」は、期間満了に伴いその役割を終えて閉園いたしますが、これまで培ってきたノウハウは、都市の再開発事業や複合施設開発などにおける「遊び」の演出として、今後、新しく創り出されるエンターテインメント空間作りに反映させてまいります。

これまでの9年間にもわたる長い間、多くのドリーマーの皆様、地域・沿線の皆様、報道関係者の皆様方より、ワンダーエッグへのご愛顧ご支援をいただき、スタッフ並びに関係者一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


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