ワニワニパニック(1989)
ワニワニパニックイメージ

軽快なBGMにのって大きな口を開けて次々と襲来する5匹のワニをハンマーで叩いて防御・撃退する、単純にして明快なエレメカゲームマシン。1989年の発売以来、息の長い人気を保っており、生産台数は国内だけでも4,500台を超え、海外向けにキット生産も行われました。 ワニの出るタイミングと早さ、すなわち難易度が、プレイヤーの熟達度により柔軟に変わるので、プレイヤーのやる気・張り合いを自ずとそそり、ついつい再挑戦したくなってしまうのもミソです。 攻めてくる5匹のワニはそれぞれ表情に違いがつけられ、得点板の台詞の言い回し(最高の「まいったスゴイ!!」から最低の「やーいざまあみろ」まで)に至るまで随所に開発者の“遊び”と“こだわり”が見られます。また、子供から大人まで、幅広い年齢層をプレイ対象とするため、ワニのボディには、強く叩かれても割れにくい強度プラスチック素材を使用するなど、見た目の面白さ・楽しさとともに、安全面には最大限の注意が払われています。


   
ちょっと拝見・・・(内部構造)

本体上部のディスプレイボックスとプレイフィールドを外した状態。ワニの駆動装置が扇型に並んでいます。駆動装置は、ワニが乗るスライドレールを中心に、モーターやギア、ワニの前後の位置を検知する2個のセンサーなどから成っています。センサーは制御基板のプログラムと連動してワニの前進・後退を制御します。


 

スライドレールにワニの部品を載せた状態。胴体の上に付いているローラー部が上下に動き、これに連動してワニの口がパクパク動く仕組みです。ローラー部の後ろにはセンサーがついていて、ワニの口の開閉によって、ワニが“叩かれた”状態や、「ガブッ!」と噛んだ状態を検知して、得点に反映させます。

   
 
 

ワニの上方に付いているスロープにはワニの前進に伴いワニの口が徐々に開くよう微妙な傾斜がついています。ワニの背面後部に付いているローラーが、このスロープの傾斜に沿って動くことで、ワニの前進後進とワニの口の開閉が連動するようになっています。スロープの先端には落差が設けられ、ワニがプレイヤーの陣地を侵すと「ガブッ!」となり、ワニの口がストンと閉じるという寸法です。

 

本体上部のディスプレイボックスの中には、ワニの動きや音、ランプ類を制御する『ゲームPCB』(図の左)や、スコア表示を行う、『スコアPCB』(図の右)などの基板が入っています。

 
開発者インタビュー「知られざる『ワニワニパニック』の世界」
 

1989年に登場し、以後16年以上もの間、多くの方々に親しまれている「ワニワニパニック」。その誕生当時のエピソード等が「軽井沢・ワールドトイミュージアム」のホームページでご覧いただけます。

  ※インタビューは2005年9月に取材したものです
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