TALES OF SYMPHONIA -ラタトスクの騎士-

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製品情報

発売日:
2008年06月26日(木)
好評発売中!
メーカー希望小売価格:
7,140円(税込)
ジャンル:
響き合う心を信じるRPG
©藤島康介©2003-2008 NBGI

CERO B
テイルズチャンネル

愛はお金じゃ買えないみたい
6月20日(金):奥村

ラタトスクの騎士のポスターが大井町駅に張られてるみたいです。まだ見ていないのですが、今度見物に行こうと思います。
ところで、先日久しぶりに山手線に乗ったのですが、車内広告が自動車とか化粧品とかイベントとか、華やかでいいですね。自分が普段使っている電車はギャンブルと借金がらみの広告で半分くらい埋まっていてマッチポンプのようでにぎやかといえばにぎやかですが、疲れて帰っているときにうっかり見てしまうと切ない気持ちになってしまいます。あと10円余分に払うから広告のない車両にのせてくれないだろうかと思ってしまいました。
ごきげんよう奥村です。

新しいプロモーションビデオが公開されてだいぶたちますが、皆さんご覧になりましたでしょうか。かなりの出来栄えだと思うのですが、あれをつくったのはさぞかし立派な映像編集プロダクションかとおもいきや、ブログを一回飛ばされちゃった、企画の猪ノ木さんです。
しかも映像編集初めてとかで、プレミアの勉強してましたよ。
ジャンプフェスタ2008で公開したPVは奥村が夜なべして作ったものですが、あれよりもずっと出来がよくてグラフィック関連の仕事で給料をもらう身としては立つ瀬がありません。

今回のPVは、使える映像や楽曲など素材の自由度においては以前に作られたものよりもずっと有利な状況にあるのですが、これまでゲームショーなどで製作された映像から判断するかぎり、外部のプロダクションに映像製作を依頼して、まったく同じ素材を渡したとしても、このクオリティにはきっとならなかったと思います。
なぜならば外部の人である業者さんと当事者である猪ノ木さんには埋めがたい差があるからです。
その差は何なのか?一言で言えば愛です。執着ともいいます。外部の業者さんにとってラタトスクの騎士の仕事は、たくさんある仕事のひとつに過ぎないのに対して、猪ノ木さんにとっては全身全霊をかけて打ち込んでいる唯一の仕事です。さらに、かかわっている時間において彼らが彼女に太刀打ちすることは物理的に不可能であり、その時間こそが思い入れの強さになります。そして、ものづくりにおいてクオリティを発揮する最大の原動力は執着、すなわち思い入れであり愛情なのです。
こぎれいにまとめるだけなら技術だけでも十分です。というか技術がないと出来ません。ただ、何かを訴え伝える力は愛情や情熱なくしては発生しないと思うのです。これが当事者とそうでないものとの絶対的な差であり、この隔たりがなくならない限り、どんな相手に発注しようが技術的にうまいかヘタかという以上のものは作られないと思います。
簡単にいえばロイドやコレット、ゼロスくんのことがスキじゃないと彼らの魅力は伝えられないのです。

愛はお金じゃかえないよね。と思ったしだいです。

余談ですが、ToAの開発中にバンプオブチキンの藤原さんが開発スタッフと何度も打ち合わせをして、度々開発現場にも訪れていたのを見て、あの力強い歌はこういう情熱から生まれるものかとエライ感動したものです。やっぱりものづくりは愛ですよ。

さて、今週のおまけですが、先日ようやくアリスとデクスのキャライラストを描いたので
それを転用して壁紙にしてみました。

あ、そうだ。前回、また来週とか書いたのに2週間もお休みしてました。ごめんなさい。

それと、ブログ、まだまだいいたいことやお見せしたいものもあって名残惜しいのですが、今回で自分の手番は最後みたいです。皆様がラタトスクの騎士の世界へおいでくださる日をもみ手をしながら心よりお待ちしております。それではごきげんよう。

 
TALES OF SYMPHONIA -ラタトスクの騎士-