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◆『テイルズ オブ』シリーズ吉積プロデューサーが語る!PS2『リバース』&『シンフォニア』特別インタビュー

【テイルズチャンネル編集部(以下:編)】:
さっそくですが、完全新作として製作されてるPlayStation2用ソフト『テイルズ オブ リバース』の力と、この作品にどのような“思い”がこめられているのかをお聞かせください。
【吉積プロデューサー(以下:吉)】:
いままで『テイルズ オブ』シリーズでは“相容れない考えの対立”のはざまで主人公たちがどのような答えを見つけ出すか?ということをテーマにしてきました。 例えばその対立が時間を越えた戦いであったり、空間を隔てた世界観だったりしたわけです。新作『リバース』では、ひとつの世界に2つの異なる種族が混在している、今までにない世界観になっています。
この世界で繰り広げられるいさかいやいがみ合い、理解や共存、様々な思惑の行き交いを描いていこうと思っています。
キャラクターデザインの「いのまたむつみ先生」は、今回も絶好調らしいですよ
。 ま、なにが絶好調かよくわかんないですけど(笑)。
【編】: 『リバース』は、かなり奥深いテーマを持った作品のようですね。
今後の情報に期待しちゃいます!
では次に、PlayStation2用ソフトとしての製作が発表され、ファンの間で話題になっている『シンフォニア』についてお聞かせください。
【吉】:

『シンフォニア』はニンテンドーゲームキューブの機能を最大限に生かすことを目的として企画開発されたタイトルでしたので、PlayStation2など他機種への移植は、当初全く考えていませんでした。
実際に開発現場から「移植はできないからね」と念を押されてましたし(笑)。
しかし、ゲームキューブ版発売前から、多くのファンの方よりPlayStation2への移植要望を聞いてまして。これは何とかしたいなと。
開発終了後にナムコの技術スタッフと、2〜3ヶ月可能性を模索しまして、その結果「何とかなりそうだ」という感触を得ました。
吉積プロデューサー去年の暮れから今年の正月あたりの話ですかね。
現在も様々な角度から検証しつつ、移植作業を進めています。 いや本当に、ちょっと変な言い方ですけど、やっぱりナムコの技術スタッフはすごく優秀だなと思いました。他人事みたいですが(笑)。

【編】: そうですか! 完成が待ち遠しいですね!
そうなると気になるのは、この二つの作品の現在の開発状況ですね。
ファンのみなさんも気になっていると思うので、
出来れば発売時期などもお聞かせ頂けれ嬉しいのですが・・・。
開発は順調に進んでるんですよね?

【吉】:

『シンフォニア』、『リバース』とも開発はそんなに順調じゃないです(泣)。
毎回そうなんですが、ソフトの開発は予想外のアクシデントとの、戦いの連続ですから。
今回もスタッフは限界への挑戦をせざるを得ない感じですね。
でも、がんばってます。
発売時期は、ええと、未定としか言いようがないです。こめんなさい。
【編】: やっぱり開発現場は、いろいろと大変なんですね...。
ファンのみなさんも期待していると思うので、
ガンバって、良い作品に仕上げてください!
そんな大変な状況ですが、あえて聞いちゃいます!
今後の『テイルズ オブ』シリーズの展開について一言お願いします。
ちょっと気が早いですか?
【吉】: 吉積プロデューサー いえいえ(笑)。
実は、ここだけの話ですが、かなりアクティヴに“展開”します。
答えは、そうですね、1ヵ月後か2ヵ月後に!
【編】: えっ!ホントですか? 情報を楽しみに待ってます!
それでは最後に、作品を心待ちにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします!
【吉】: 予想以上に早いタイミングで、しかも同時にPS2版『シンフォニア』と『リバース』を発表することが出来て、まずは一安心しているところです。
しかしスタッフにとってはここからが正念場です。
なんというか、応援よろしくお願いします。
今後も新しい情報をこの場でも発表していこうと思いますので、お楽しみに。
【編】: お忙しい中ありがとうございました!

2つのタイトルの発表があって、忙しさに拍車がかかっているはずなのに「答えは、1ヵ月後か2ヵ月後に」って一体...!?
何があるかは分かりませんが、まだまだ『テイルズ オブ』シリーズには動きがありそうです。 う〜ん、楽しみ!
でも、吉積プロデューサー、健康には気をつけて下さいね。
  (2004年4月20日 スタッフルームにて)

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