例外無く大西洋を航行する全ての船舶を恐怖に陥れた世紀の大海賊、キャプテン・セルバンテスとエイドリアン号。彼が二振りの邪剣ソウルエッジを手にしたことが全てのはじまりだった。

 邪剣に魅せられたセルバンテスは、自ら率いる海賊団の部下を惨殺、さらに拠点としていたスペインの港町の住民もその狂った刃の犠牲となった。そして、多くの魂を喰らい、一時的にその歪んだ欲望を満たしたソウルエッジと共に、かつて「黒い尻尾」亭とよばれた廃墟で長い休息に入った。新たな「邪剣の子」を生む準備のために……。

 それから二十余年、邪剣の噂は山を越え海を渡り世界中に形を変えて伝わった。ある国には救国の剣として、またある国には何にも勝る最強の武器として。そして運命に見いだされ、歴史に選ばれた者達は、それぞれの理由でソウルエッジを追った。
 その内、一部の幸運な、いや不幸にもソウルエッジに辿り着いた者は皆、凶刃に魂を貪り喰われるのだった。
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