人気もなく、暗いバレンタイン伯爵の屋敷。 だが、この一角にはぼんやりと明かりが灯っている。 今は亡き伯爵に一人娘として育てられた養女アイヴィーが、錬金術の工房や魔術の実験場として使用しているのだ。 伯爵の娘は、不老不死の鍵として父が追い求めたソウルエッジは、魂を貪る邪剣であることを突き止める。 そして、これを破壊するべく誓いを立てた。稀代の奇剣「蛇腹剣」が生み出されたのもこの場所である。そして今、邪剣に対抗する存在を知ったアイヴィーは部屋に籠もって蔵書を開き、自分の持てる知識を総動員して霊剣ソウルキャリバーについて調べている。 新たな知識を求めて彼女が旅立つのもそう遠いことではないだろう。