ステージ紹介
古都トレド・灼熱の画廊

マドリード遷都を経て、スペインの都としての機能を終えたトレドだが、今も人々の精神活動の中心地として賑わいを見せている。
街の一等地に建つこの屋敷は、ナイトメアが起こした虐殺事件を個人的に追う、ある豪商のものである。独自の調査を重ね、事件に関する記録や証言を集めた彼は、さる高名な画家をやとって情報を元に絵を描かせ、ナイトメアの肖像に近いものを完成させていたという。だが、彼は知りすぎてしまったのかもしれない。
不審火の犠牲となった屋敷は今、激しく燃え上がっていた。貪欲なる炎が何もかも呑み込んで行く。数刻のうちには全てが灰燼に帰すだろう……。
事の後、火付けの噂が流れたのも無理なからぬことである。
だが流言飛語に紛れて、炎の中に人の姿を見たという証言を信じる者は少なかった。
大鎌を持つ男、あるいは炎の中へ飛び込んで行ったという勇敢な女剣士の噂は、案外真実に近いものだったかもしれない。

「ソウルキャリバーIII」
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