亡き主ベルチーの命に従い、邪剣の欠片を手にしてマネーピットへと帰還したヴォルドは、留守中に縦穴が荒らされていたことに怒りと悲しみを覚える。しかし彼は、賊がソウルエッジに関わる物のみを奪い去って行ったことに気付く。この者から邪剣について知るところを聞き出せば……。最愛の主が彼をねぎらう様を想像し、ヴォルドは興奮に打ち震えた。旅の準備を整えて、彼は思考を巡らせた。
ソウルエッジを主に献上しても、自分もいつかこの世を去るだろう。
その時のために、もう一人の番人を見付ける必要がある……。
暗き奈落から地上へと這い出した秘倉の番人は、音もなく外界をさすらう……。 |