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Vision3とVision5、そしてFinal Visionのボス本体を制作しました。 このクロノアに出てくるボスって奴ぁ、みぃんなえらく個性的でヘンテコリンなのばっかり。そんな訳で制作はどれもこれもかなり頭を使いましたよ。企画サイドから出されたステージ案を元に、田名網君がデザインしたボスを見て「うーん、どうやって形にしよう…」と同じくボス制作に携わっている信夫君と一緒に何度も頭を抱えたものです。それもポリゴン表現では苦手の「ぬるぬるしている」とか「柔らかそう」とかの注文も多いし。
特にVision5のジョーカーの変身は苦労しました。開発機上に表示されるまでプログラマーとああしようこうしようと何度も検討を重ね、試行錯誤を繰り返して、ようやくうまく表示された時は本当に嬉しかったですよ。企画の面々にレビューした時、「おーっ」の声が上がった時は正に「してやったり」という感じでしたね。小林君が「(とても無理かと思っていたが)言ってみるもんですねー」とか笑顔で言っていたけど、それってまた無理な注文が来そうな…(汗)。
ナハトゥムに至ってはもう完全に趣味入ってますね。表面処理が何かオドロオドロしくて、今までの「メルヘン的な」クロノア世界とかけ離れてしまったんで、何度も周囲にOKかどうか尋ねたのですが、「ほんまのラスボスやから、ええんちゃいまっか。」とか「ファントマイルを破壊する、正反対の存在だから」ということで通っちゃいました。それならこっちも調子にのって、第三形態ではゾンビみたいに骨まで出しちゃいました。ああ、ラストで良かった。
自分で言うのも何ですが、クロノアって本当に細かい所まで気配りがなされている作品なので、何度もプレイしてファントマイルの世界を存分に楽しんでくださいね。
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