ムービー編集を担当しました糸見です。
みなさんはもうほとんどのEDを見終わっているころでしょうか？

このチームに入って初めての仕事はイメージムービー※の制作でした。このイメージムービーの意味が伝わるようで伝わらない内容に「これがACECOMBATか!?」と疑問をもった方も多いと思います。
本編を遊んだあと見ていただくと、「なんだそういう事だったのか」と思って頂けると思います。
※東京ゲームショーにて上映されたプロモーション映像。「R4」のおまけDISCのナムコゲームカタログ'98の中にも収録されている。

次の仕事はビデオメールの編集でした。
膨大な量の脚本をみて「うわ！一体何本つくればいいんだ？」と冷や汗が流れたのを覚えています。

それからの日々は全キャラとの「にらめっこ」の毎日でした。
音声を聞きアニメーションを編集していく。時には夜中、トイレの鏡の前で台詞をぶつぶつと言いながらキャラになりきりって考えていました。

今回のゲーム中ムービーは3Dだけに留まっていません。
もちろん３Ｄあり、２Ｄアニメあり、モーショングラフィックスあり、実写ありと、ありとあらゆる映像表現に挑戦し、何でもありだけど統一感のある世界を作っていくことを目標としました。
そのために自分の頭の中の引き出しという引き出しを開け、新しい表現の可能性を摸索し続けながらの仕事でした。いい意味でみなさんを裏切れるものを詰め込んだつもりです。
では、最後までじっくり楽しんで下さい。

ここに入りきらなかったムービーはビデオ(ACECOMBAT3 Mission0)の方に収録しています。興味が湧いた方は御覧になって下さい。